こう暑い日が続くと、ツルツルと食べられる喉越しのいいものが恋しくなりますね。
今回ご紹介するのは、トロロ昆布とオクラのネバネバコンビが優秀な、山形の郷土料理「だし」です。
この「だし」はお味噌汁などで使う「出汁」とは全くの別物で、山形の方言では「だす」の発音に近いです。「だし」が全国的に注目を浴びたのはテレビで山形出身の芸能人のかたが紹介して以降のことですが、我が家では毎年、夏野菜が出回ると作り置きしていました。
家庭ごとに味が異なり、今回はらでぃっしゅクラブで届いたの新鮮なナスを使って、山形出身のお姑さんから教えてもらったレシピで作りました。2日から3日は日持ちするので、忙しいかたでもたくさん野菜が食べられるおすすめレシピです。
【参考】らでぃっしゅクラブMセットを実際に試してみた口コミ
材料と作り方
■使用する材料(4人前)
- ナス…1本
- きゅうり…1本
- みょうが…2本
- しそ…10枚
- オクラ…3本
- しょうが…1カケ
- トロロ昆布…適量
- 出汁つゆ…お好みの濃さで
- 水…ヒタヒタになるまで
全ての野菜を5ミリの大きさにみじん切りにします。ナスときゅうりは水にさらして、2・分、アクを抜きます。それ以外の野菜は水にさらす必要はありません。アクが抜けたら、キッチンペーパーでよく水気を切ります。
このとき、水気が残っていると日持ちしなくなるので、手で絞って完全に水抜きしてください。
出汁つゆと水をボウルに張り、お好みの濃さに調節します。野菜から汁気が出るので、気持ち濃いめにするといいでしょう。ナスときゅうりからボウルに入れて、5分後に残りの野菜を入れて、満遍なくかき混ぜます。
トロロ昆布をお好みの食感になるまで入れて、半日冷蔵庫で保管して完成です。味が染み込むまでに時間がかかりますが、火を使わないので調理時間は約10分程度です。
冷や奴にも丼にも変身する万能料理
今回は冷や奴に乗せてみましたが、何にでも合います。香味野菜のシャキシャキ感と、オクラとトロロ昆布のネバネバ感、そしてよく味の染みたナスときゅうりが絶品です。
主人はごはんに乗せて丼のようにして食べています。そのときは、トロロ昆布を多めに入れて、塩っ気をプラスしています。初めのうちは野菜を生で食べるのに抵抗がありましたが、一度食べてみたら、もう夏の食卓には欠かせません。
たくさん作って、3日くらいかけて、丼にしたり、そうめんにトッピングして消費します。一度にたくさん作ったほうが美味しいので、お客様が来るときにもよく出していますが、野菜嫌いのお子さんでもパクパク食べてくれるのが嬉しいですね。
ナマものが傷みやすいこの季節、時間があるときに作って日持ちするのもおすすめのポイントです。