塩サバは生臭くて苦手、骨があるから焼き魚は好きじゃない、というかたは少なくないんじゃないでしょうか。それでも、あらかじめ塩でシメられている塩サバは、焼く以外になかなかレシピが思いつきませんよね。今回はそんな塩サバを使って、生玉ねぎとおひたしにしました。
塩サバのおひたしなんて、とびっくりされるかもしれませんが、家庭で作るシーチキンのようなものと捉えてください。塩サバの塩分が、意外といい働きをしてくれるんです。
今回はらでぃっしゅぼーやの釧路産冷凍塩サバと玉ねぎを使いました。新鮮な魚と野菜だから、臭みはゼロ、お子様でも抵抗なく食べることができます。
塩サバの簡単な骨抜き方法も合わせて説明しますので、魚嫌いのかたは必見です!
材料と作り方
■使用する材料(2人前)
- 塩サバ切り身…1枚
- 玉ねぎ…1玉
- 出汁…100cc
- 醤油…大さじ1杯
- みりん…大さじ1杯
玉ねぎは5ミリに細切りにして、冷水にさらしておきます。
キッチンペーパーで塩サバの水気を切り、骨抜きをしていきましょう。まず、皮を下にして、血合い骨から3ミリ程度の間隔を開けてVの字に包丁を入れ、血合い骨を切り取ります。このとき、皮まで包丁を入れないよう、ギリギリ寸前で止めてください。
次に、包丁をスライドさせるように、腹骨を浮かせて抜き取ります。もし、身の中まで入り込んでいたら、ピンセットを使って引き抜いてください。
今回のレシピでは、後で身をほぐすので、腹骨はそのまま焼いて後から取っても構いません。下処理が済んだら、塩サバを皮から焼いていきます。
しっかり火が通ったら、調味料を合わせたバッドに入れて、身をほぐします。玉ねぎも水気を切って一緒に漬け置きしてください。
30分漬け込んだら完成です。
もう青魚がダメなんて言わせない!
このレシピで何人のサバ嫌いを克服させてきたかわかりません(笑) サバ以外に青魚やマグロでもよくやりますが、お酒にもごはんにも大変合います。玉ねぎのシャキシャキ感とホクホクした魚の身の相性が最高の一品です。
玉ねぎは水にさらしている間に辛味を失いますので、お子様でも安心して食べることができますが、それでも辛いというかたは大根で代用するのをおすすめします。
玉ねぎも大根も後味をさっぱりさせてくれるので、魚独特の匂いが打ち消されます。
私は温かいまま食べるのが好きですが、冷えても美味しいので、これからの季節、たくさん作って冷蔵庫に入れておくと小腹が空いたときにちょうどいいですよ。急なおつまみにも最適ですので、是非試してください。