かぼちゃとシラスの煮物の作り方@ホクホク甘い日本の味
固くて重いかぼちゃ、火を通すと途端にホクホク甘くて優しい食感に様変わりしますよね!今回はらでぃっしゅぼーやのかぼちゃを使って、基本の煮物を作りました。
ポイントはだしを煮干しで取り、シラスをたっぷり入れること。煮干しとシラスの相性は抜群なので、醤油控え目でもしっかり味を出してくれます。
ところで、かぼちゃの実はすぐに火が通るのに、皮ってなかなか頑固じゃないですか?煮物では、この皮の下処理がされているかどうかで、全く別物になってしまいます。今回は皮の下処理の方法に合わせて、固いかぼちゃの楽な切り方も説明しようと思います。
実家に帰ったときのようなホッとする味、小鉢に盛りつけたら、日本の食卓の完成です。
材料と作り方
■使用する材料(1人前)
- かぼちゃ…4分の1
- シラス…100g
- 煮干し…10個
- 水…200cc
- 砂糖…小さじ1杯
- みりん…大さじ1杯
- 醤油…小さじ1杯
煮干しは頭と腹の部分を落として水につけ置きし、かぼちゃは5センチ角にカットします。このとき、かぼちゃの種を除き、ラップをかけて電子レンジで5分間温めると包丁が入れやすくなるのでおすすめです。
カットしたかぼちゃは皮の真ん中を薄く削り、火が通りやすく下処理をしてください。
煮干しが柔らかくなったら、かぼちゃを入れて火をかけ、沸騰させます。アクが出てくるので、丁寧にアク抜きをし、砂糖とみりん、シラスを加えて弱火で10分間落し蓋をします。落し蓋がない場合はアルミホイルで代用してください。
10分後、落し蓋を取り、かぼちゃに菜箸がスッと通るか確認し、醤油を入れて5分間中火で煮詰めたら完成です。調理時間は約20分です。
和朝食に出したい一品
かぼちゃと魚介の味ってこんなに合うんだ!とびっくりするくらい、シラスと煮干しのおだしがかぼちゃに染みていて、とてもおいしいです。落し蓋で蒸しあげたかぼちゃは、実はもちろんホクホクですが、皮の柔らかさに感動してしまいました。
シラスと煮干しの塩分がメインですので、醤油は味を調える程度で充分です。お年を召したかたやお子さんには、醤油がなくてもいいかもしれません。
醤油なしの場合は、更に優しい味付けに変化します。風邪を引いたとき、胃腸が弱っているときにはぴったりです。
かぼちゃの煮物はボリュームがあるので夜に出しても存在感がありますが、私はいつも朝に食べますね。鮭、味噌汁、納豆、白ごはんの傍に、この煮物があったら、朝から和食を食べることができる幸せに気づきます。
毎日は厳しいですが、ゆっくりできる休みの日には是非試してみてください。