冷や汁という料理をご存知でしょうか?宮崎県の郷土料理で、一見、味噌汁をごはんにかけただけのものなのですが、メインの野菜はきゅうり、冷蔵庫でよく冷やしてから食べるとあって、味噌汁とは全くの別物です。
まるできゅうりが味噌汁に浮かんでいるかのような見た目にびっくりする人が多い冷や汁、そのインパクトとは裏腹に、一口食べると箸が止まらなくなる不思議な料理でもあります。
今回はらでぃっしゅぼーやのシソ※をアクセントに使って、初めての人でも簡単に作れる冷や汁レシピを紹介します。火を使わないので、暑いキッチンに立つのが億劫になったとき、気楽に作ることができますよ。温暖気候の地方で生まれたレシピを活用して、この夏を乗り切りましょう。
※ らでぃっしゅぼーやで購入したシソは次の記事でご覧いただけます。、
【参考】らでぃっしゅぼーやの購入体験談@らでぃっしゅクラブをリピ中
材料と作り方
■使用する材料(2人前)
- きゅうり…1本
- シソ…10枚
- みょうが…1個
- 木綿豆腐…1丁
- 白ごま…大さじ1杯
- いりこ…5-6匹
- 味噌…大さじ1杯
- 水…300cc
シソ、みょうがは5ミリ幅にカットし、きゅうりは透けるくらいの薄さにスライスして塩もみしておきます。次に、味噌をアルミホイルに伸ばし、トースターで焼き色がつくまで焼きます。味噌をトースターに入れている間に、白ごまといりこをすり鉢で細かく擦っておきましょう。
焼き色がついた味噌と水をすり鉢に入れて溶き、水洗いしたきゅうり、シソ、みょうがを加え、冷蔵庫で1時間以上冷やしてください。食べる直前に木綿豆腐を手でちぎって加えたら出来上がりです。冷やす時間を除いた調理時間は約15分です。
ごはんは温かいままでもいいですが、冷やご飯だとよりさらっと食べることができますよ。冷やす時間を短縮したい場合は、氷を浮かべても大丈夫です。
サラサラと食べられて何杯でもいける
「冷や汁って味噌汁とどう違うの?」なんて誰が言ったんだ、と叫びたくなるくらい別物です。
味噌汁は添え物ですが、冷や汁は立派な丼。しかも食べやすい!サラサラとお茶漬けのように進みます。
夏バテで何も食べられないときでも、いつの間にかおかわりしているので、我が家では気持ち多めに作っています(笑)
冷蔵庫で冷やしている間に、ゴマの風味といりこの出汁がしっかりと出ていて、焼き味噌の香ばしさが食欲をそそります。具材はきゅうりと香味野菜と木綿豆腐だけなのも、スープの味を邪魔しなくていいですね。
冷や汁を味噌汁にしないコツは、味噌を焦げ目がつくまで焼くことでしょうか。香り高い塩気がごはんによく染み込みます。考え尽くされた夏の丼、暑い宮崎で生まれたのも納得の一品です。