豚肉の薄揚げ巻きの作り方@シソを挟んでさわやかな風味
オイシックスの定期コースで届いた綺麗なキツネ色の薄揚げ。これを味噌汁に使うのはもったいない!ということで、今回は薄揚げと豚肉をクルクル巻いて、ボリューミーなメインのおかずに変身させました!
【参考】オイシックスの定期コース「おいしいものセレクトコース」のレビュー
この料理のポイントは、薄揚げを半分に切り開いてアレンジすること。スーパーではこのような形状ではまず販売されていない薄揚げですが、薄揚げの一辺に包丁を入れると、袋状になっているのがわかります。
今の若い人は知らないかたも多いかもしれませんが、ここに五目ご飯を詰めたものがいなり寿司なんですね。
今回は火を通すので、味噌汁でおなじみの薄揚げとは思えない新食感になりました。ごはんはもちろん、お腹持ちのするおつまみにもなる、優秀レシピです!
材料と作り方
■使用する材料(1人前)
- 薄揚げ…1枚
- 豚バラ薄切り…2枚
- シソ…3枚
- クレイジーソルト…お好みの量
- ごま油…大さじ1枚
- つまようじ…3本
完全に開いたら、袋の内側になっていた部分を上にして、豚肉とシソを乗せてクレイジーソルトをふりかけます。
手前からクルクルと巻いて、巻き切ったら一旦、つまようじで3点仮止めしてください。ごま油をフライパンに引いて、つまようじで止めている部分を上に、焼き色がつくまで焼いていきます。
こんがり焼けたら、つまようじを外し、仮止めしていた部分もしっかり焼いてください。菜箸で持ち上げたときに棒状に焼き上がっていたら、皿に移し、4分割して完成です。調理時間は約15分です。
薄揚げがまさかの変身!唐揚げのような香ばしさ
口に含むと、よく焼いた薄揚げがパリッと音を立て、中から豚のジューシーな肉汁が溢れ出しました。薄揚げと豚肉、一歩間違えるとオイリーになりそうな組み合わせですが、薄揚げをしっかり油抜きしたこと、焼き色がつくまで焼いたことで唐揚げの衣のような食感に仕上がっています。シソの香りがいい仕事をしていますね。
これはよく母が作ってくれたレシピです。育ち盛りの子どもはいくらお肉を食べさせても足りないもの。自分で作って初めてわかったのですが、薄揚げを加えることでボリュームが出て、お肉の量はかなり節約されました。母親の知恵が生み出した料理だなあと思います。
あれから20年経ち、今では、よく食べる夫の胃袋を支える定番メニューとなっています。