鮭の粕汁のレシピ@ふんわり酒粕の香りがする優しい白味噌仕立て
寒い夜は温かい汁物が欲しくなりますね。今回ご紹介するのは、オイシックスのネギとにんじんを使った鮭の粕汁です。酒粕をたっぷり入れた粕汁は、体が芯からポカポカして、新陳代謝を上げてくれる、冬の心強い味方です。
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関西では豚汁のような感覚で度々食卓に並びます。豚汁は赤味噌でしっかり塩気をつけますが、粕汁は白味噌、まろやかで甘みのあるお味噌を使用します。
優しい味の汁物なので、鮭の下ごしらえを省かないのが重要になります。もともとが鮭の粕汁は釣り上げてその場で作る漁師飯。家庭で作る場合は鮭の鮮度が大事です。
今回は魚の臭みを下ごしらえから、臭み取りに効果的な酒粕を入れる手順まで伝授しますよ!初心者さんでもプロの味に仕上がります!
材料と作り方
■使用する材料(2人前)
- 鮭(刺身用)…200g
- 白味噌…大さじ1杯
- 酒粕…大さじ3杯
- にんじん…3分の1
- 大根…3分の1
- 長ネギ…根元3分の1
- 出汁昆布…5センチ1枚
- かつお節…ひとつまみ
- 水…300cc
にんじんと大根は皮を剥いて3ミリのイチョウ切りにし、ネギは縦に割って3ミリの白髪ネギにしておきます。
鍋に水を張り、にんじんと大根を入れて、スッと箸が通るまで下茹でしておきましょう。その間に水300ccに出汁昆布をつけ、かつお節を加えて火にかけて出汁を取ってください。
鮭は2センチ幅にカットし、沸騰させた熱湯を回しかけて臭みを取り、キッチンペーパーでよく水気を切ってください。
出汁に全ての野菜と鮭を入れて沸騰させながら、酒粕をゆっくり溶いていきます。酒粕が溶け切って、5分間蓋をして煮込んだら、火を止めて白味噌を溶いて完成です。調理時間は約20分です。
酒粕の香りとアルコールでリラックスできる一杯
ふわっと鼻をくすぐる酒粕の香りが甘口の白味噌に溶け込んで、お味噌汁なのにこんなに優しい味が出せるなんて、と驚きを隠せません。
まるでポタージュのようなとろみを帯びたスープに三色の野菜が絡み合って、目にも鮮やかな一皿です。鮭もお刺身用を使って、更に臭み取りの工程を入れることで、全く生臭さを感じさせません。
鮮度のいい鮭だったら、切り身でも酒粕の効果もあって美味しく頂けますが、刺身用を使えば骨の心配もいらないので、我が家では専ら刺身用で粕汁を作ります。
これなら魚の骨を取るのが嫌いな人や、飲み込む力が弱くなったご老人でも安心して召し上がることができますよね。
粕汁のわずかなアルコール成分は、家でホッと一息つくのにもってこいです。お酒の弱いかたでも、少量から是非試してみてくださいね。