じっくり炒めた玉ねぎって、どうしてあんなに甘いのでしょうか。今回はビオマルシェの玉ねぎを使って、飴色になるまで火を通したオニオンスープを作りました。
【参考】ビオマルシェお試しセットの口コミ・評価@有機JAS認定
シンプルながらに素材の旨みが凝縮した一皿に、もうひとアレンジ。パイをお皿に被せてトースターで焼くと、手の込んだスープに大変身します。
このレシピのポイントは、玉ねぎを炒める際にバターを使うことです。パイを崩すときに、じんわりバターの塩気と甘みがパイに染み込んで、お餅のような食感になります。
洋食ですが、お正月のお餅に飽きたときに出すと、また一風変わったお雑煮感覚で食べることができますよ。中の具材を豊富にアレンジして、パイを崩すまで中身が秘密にするのも面白いですね。
材料と作り方
■使用する材料(1人前)
- 玉ねぎ…2分の1
- バター…大さじ1杯
- にんにく…1カケ
- 冷凍パイ生地…15センチ角
- コンソメキューブ…1個
- 水…100cc
冷凍パイ生地を15センチにカットして、常温解凍しておきます。その間に、玉ねぎは3ミリ幅の短冊切りに、にんにくはみじん切りにします。フライパンににんにくとバターを入れて弱火で溶かし、にんにくの香りが立ったら、玉ねぎを入れてじっくり20分間弱火のまま火を通してください。
飴色になったら、水100ccとコンソメキューブを入れて一煮立ちさせ、アクを丁寧にすくってください。10分間コトコト弱火で煮込んだら火を止めて、耐熱カップに注ぎます。
この頃にはパイ生地が解凍されているので、耐熱カップを覆って、角をしっかり折り込みます。トースターで5分間温めて、パイに焦げ目がついて膨らんできたら完成です。調理時間は約30分です。
お餅のようにトロトロのパイに玉ねぎの甘みが染み渡る
パイ生地に覆われたスープ皿はとても香ばしい匂いを放っています。とても簡単なのに、この見た目のインパクトで、ちょっと手の込んだお料理に見えるから嬉しいですね。
スプーンを入れると、サクッという音と共にアツアツのスープに浸されるパイ。それをスプーンですくうと、さっきまでサクサクだったパイ生地はまるでお餅のように伸びるんです。この変化が楽しい!
丁寧に煮込んだスープをたっぷり含んだパイ生地はトロトロ、バターの芳醇な香りをいっぱい吸い込んで、とても贅沢な食感になっています。
また、パイを全て崩した頃にはスープ自体にとろみが移り、シンプルなオニオンスープとは思えない重厚感にある仕上がりに。
体の芯から温まる一皿で健康な一年を始めたいですね。