冬の美味しい根菜類をたくさん使った筑前煮、この1月に食べたかたも多いのではないでしょうか。我が家では筑前煮はお正月だけじゃなく、冬場はずっと食べるもの。塩分を高めにいっぱい作って、3日から5日は冷蔵庫保存して消費します。
お弁当にも使えるし、おつまみにも小鉢にもなる優秀な和食。今回はにんじんとれんこん、しいたけにこんにゃくと鶏ささみを入れました。
何でも入れられる筑前煮ですが、鶏肉を使うときは足が早くなるので要注意。お醤油と砂糖でしっかり煮しめることが必須となります。たっぷりの干し椎茸の出汁を含んだ濃い味付けなので白ごはんにもお酒にも合いますよ!1日1回火を通して、冬の常備菜としてお楽しみください!
材料と作り方
■使用する材料(4人前)
- 鶏ささみ…100g
- にんじん…3分の2
- れんこん…50g
- 干し椎茸…20枚
- こんにゃく…100g
- 昆布…10センチ1枚
- 濃口醤油…大さじ3杯
- みりん…大さじ2杯
- 砂糖…大さじ1杯
鍋に水300ccと昆布を入れて、30分間つけ置きします。その間に干し椎茸を水200ccで戻し、にんじん、れんこんはいちょう切りに、こんにゃくは熱湯をかけてぬめりを取っておきます。
昆布がふやけたら、キッチン鋏で1センチ幅にカットして入れ、強火をかけ、干し椎茸を戻し汁ごと入れて、調味料以外の材料を全て入れます。沸騰したらアクを取り、砂糖を加えて落し蓋をして10分間中火で煮てください。
10分後、醤油とみりんを加えて、落し蓋を外し、弱火で1時間じっくり煮詰めます。煮汁が3分の1程度になったら火を止めて味を染み込ませて完成です。調理時間は約1時間半です。
じわっと出汁が染み出す!深い味わいバラエティ豊かな一皿
いろんな具が入った筑前煮、どれから箸をつけようか…鶏ささみからいきました。噛みしめるとジュワッと滲み出るしいたけのお出汁!なんて贅沢な味。
こんにゃくも芯までしっかり甘辛い味が染み込んでいます。れんこんはサクサク、にんじんは煮崩れ寸前のホロホロさ。そしてとろけた昆布と柔らかいしいたけ。
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一皿でこんなにバラエティ豊かな煮物も珍しいです。味の強い野菜を入れているのに喧嘩しないのは丁寧なアク取りのおかげ。旨味だけがぎゅっと凝縮されています。
白ごはんに乗せて丼にするのもいいですけど、お酒が楽しめる人は是非熱燗で。日本酒が更に風味を高めてくれます。根菜類がたっぷりだからカロリーが気になる人にもオススメですよ。