サラダの常連メンバー、きゅうり!火を通してもおいしいことはあまり知られていませんが、中華料理では肉や魚介と一緒に炒めてよく出されます。今回は新鮮なイカときゅうりを使ってオイスター風味の中華炒めを作りました。
このレシピのポイントは歯応え抜群のきゅうりとプリプリのイカの食感を上手に残すこと。きゅうりは青臭さがあるほうがごま油との相性もいいので、皮を半分残してスライスします。
フレッシュなきゅうりのほうが歯触りはいいのですが、古くなってしなびたきゅうりもこのレシピなら気になりません。熱で縮むので、家庭菜園で採れすぎたときや、冷蔵庫の中で余ったきゅうりを一気に処理できますよ!きゅうり売り場が広くなる夏に向けて必見です!
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材料と作り方
■使用する材料(2人前)
- 冷凍イカ(胴)…200g
- きゅうり…1本
- 中華出汁…ティースプーン1杯
- ごま油…大さじ1杯
- オイスターソース…小さじ2杯
- 酒…大さじ1杯
- 醤油…小さじ1杯
- 鷹の爪…少々
きゅうりは皮を3ミリ間隔でピーラーで剥き、2センチ幅に斜め切りにします。冷凍イカはあらかじめひと晩冷蔵庫で解凍し、たっぷりの熱湯をサッと回しかけます。熱湯をかぶせたら、すぐに冷水に浸し、丁寧にぬめりを取ってください。
フライパンにごま油と鷹の爪を入れて強火にかけ、香りが立ったら、1センチ幅にカットしたイカを炒めます。このとき、イカの身が分厚いもののときは、格子状に飾り包丁を入れておくと火が通りやすくなります。
イカに焦げ目がついたら、きゅうりを入れてさらに炒めます。きゅうりが透明になったタイミングで、酒と中華出汁を入れて全体に馴染ませ、オイスターソースと醤油で味を調えて完成です。調理時間は約20分です。
自宅で味わえる本格中華炒めの完成
初めて食べる人は、きゅうりが炒め物に入っている見た目にびっくりすると思います(笑)夫も「炒め物にきゅうり?」なんて訝しんでいましたから。ところが一口食べた瞬間、パッと顔が明るくなります。
生のきゅうりのシャキシャキ感はコリコリとした音に変化し、火を通したことで水分が飛んだのか、歯応えがアップしています。そこにアツアツのタレがとろりと絡む!ほろ苦いきゅうりの皮とオイスターソースのコクが大人の風味を出しています。
そこに、鷹の爪のピリッとした刺激と、焦げ目がつくまで炒めたイカの香ばしさが加わると、ビールが恐ろしいほど進みます。銘柄はもちろん青島ビールで。中華炒めには中国のビールがよく合います。皆さんもぜひ試してください。