皆さんの街に桜前線はもう訪れましたか?
眺めて楽しめる満開の桜、今回は落ちたあとの花びらの塩漬けをゼリーの中に固めた美しい和洋菓子、桜のミルク塩ゼリーを作りました。
二色に分かれているゼリーは見た目からして春爛漫。ユラユラとゼリーの中を泳ぐように広がる花びらが季節感を演出しています。
下部層のミルクゼリーに使ったものは秋川牧園のお試しセットで届いた低温域殺菌の濃厚な生乳。
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コクのある牛乳はお菓子作りにぴったり。特に塩を効かせたスイーツは甘みとのバランスが重要になるので、まろやかな口当たりのミルクがいい仕事をしてくれました。
簡単な桜の塩漬けの作り方もレクチャーするので、家に桜の木がある人は是非試してみてくださいね!
材料と作り方
■使用する材料(1人前)
- 牛乳…100cc
- 桜の塩漬け…5枚程度
- ゼラチン…10g
- 砂糖…大さじ1杯
- キルシュワッサー…小さじ1杯
- 水…100cc
- 食用色素(赤)…つまようじの先にひと匙程度
- バニラエッセンス…少々
ホーローの小さなボウルに桜の塩漬けと水100ccを入れて1時間放置します。その間に、ホーローの小鍋に牛乳と砂糖2分の1を入れて弱火にかけ、コトコト熱して、沸騰する直前で火からおろし、ゼラチン5gを加えてください。
余熱で完全にゼラチンが溶けたら、バニラエッセンスを振り、氷水につけながらゆっくりかき混ぜて粗熱を取ります。冷えたら容器に流し込み、冷蔵庫で約30分間固めてください。
ミルクゼリーが固まったら、次は桜の塩漬けのボウルにキルシュワッサーを小さじ1杯入れ、残りの砂糖と食用色素を加えます。先ほどのゼリーと同じ要領でゼラチンを溶かし、粗熱が取れたら容器にゆっくり流し込んでください。
冷蔵庫で小1時間冷やし固めて完成です。固める時間を除いた調理時間は約30分です。
繊細な春のゼリーの完成です
なんて儚い色でしょう。ゆっくり水で戻し、ゼリーに固めた桜の花びらは、まるで金魚の尾のようにヒラヒラと美しく漂っています。スプーンですくって、プルプルのゼリーからこぼれ落ちそうな花びらごといただきます。
まずはキルシュワッサーの芳醇なさくらんぼの香りが広がり、優しい桜の風味をキュッと塩味が引き締めてくれます。
ミルクゼリーの層と食べると塩気が一気にまろやかに。生乳の甘みがより引き立ち、ホッとする味に変化しました。
今回は市販のものを使いましたが、桜の塩漬けは八重桜がご自宅にあれば簡単に作れます。よく洗った花びらを、桜に対し4分の1の分量の塩に一晩浸け込み、出てきた水を捨てて、今度は2分の1の分量の白梅酢に一晩漬け込みます。
その後、3日間陰干しすれば、1年保存できる塩漬けの完成です。お茶に浮かべたり、ごはんに混ぜたり、テーブルを華やかにしてくれますよ。