島らっきょうとカキ菜の天ぷらのレシピ@北と南の香味天ぷら
カキ菜という野菜をご存知でしょうか。北関東の名産物で、3月から4月までの間にしか出回らないので、見たことがないかたもいらっしゃるかもしれません。
今回、宅配野菜のナチュラルハーモニーから可愛い花をたくさんつけたカキ菜が届いたので、塩を練り込んた生地で天ぷらに仕上げました。
【参考】ナチュラルハーモニーお試しセットの口コミ
カキ菜だけだと寂しいので、こちらは沖縄の名産物、島らっきょうも同様に揚げて。青い香りが爽やかなカキ菜と独特の辛味が特徴の島らっきょうは、交互に食べるとその風味の違いが歴然。北と南、気候は異なるけれど、こんなに香り豊かな野菜が生まれるんですね。
一皿で日本各地の名産品を味わえる天ぷらには、常温の日本酒がぴったり。春の味覚、ぜひご賞味ください。
材料と作り方
■使用する材料(1人前)
- 島らっきょう…5本
- カキ菜…3束
- クレイジーソルト…小さじ2杯
- 天ぷら粉…大さじ1杯
- 水…大さじ1杯
- オリーブオイル…大さじ2杯
ボウルに天ぷら粉と水、クレイジーソルトを入れて全体が馴染むまでかき混ぜ、保冷剤を下に敷いてラップをかけておきます。先に天ぷら生地を作り、冷やしながらネタの仕込みをすることで、さっくりとした食感に仕上がります。
島らっきょうは、ツヤツヤした白い球根になるまで薄皮をゆっくり剥がしていきます。剥がせる薄皮は先が茶色く枯れているので、伸びた葉を巻き込まないよう丁寧に剥がしてください。薄緑色の葉の部分はカットして一緒に揚げます。カキ菜はしんなりした葉を落として、穂先の花と茎の部分に切り分けます。
それぞれの野菜を天ぷら生地と絡め、フライパンにオリーブオイルを注ぎ、180度になったら素早く揚げていきましょう。
こんがりきつね色になったら完成です。調理時間は約20分です。
甘い島らっきょうとメレンゲのような爽やかなカキ菜の天ぷら
カリカリサクサクの衣を纏った2種類の天ぷら、揚げたてでいただきます!まずは島らっきょう。下ごしらえのときにポロポロ涙が出るくらい刺激を感じたのですが、外はカリッ、中はとろけるような食感で、とても甘い!酢を使ってないのに、まるで甘酢漬けのらっきょうのような味です。
続いてカキ菜をいただきます。黄色い花が衣の中からチラチラしていますね。口に含むと、サクサクふわっとした軽い舌触りで、爽やかな風味だけ残して、すっと口の中に溶けていきます。
青々とした強い香りなのに食感はメレンゲなので不思議な感覚がしますね。
島らっきょうの主張の強さをカキ菜がクリーンにしてくれるので、食べ終わった頃にはもう一皿ほしくなりました。来年の春にも必ず出会いたい天ぷらです。