オクラや長芋がネバネバしている理由をご存知ですか?ムチンと呼ばれるタンパク質が糖と結びつくことで、あの独特の粘り気を生み出しています。ムチンには胃を守る働きや、免疫力をアップする働きがあるので、体調を崩しやすい夏場にはもってこいの野菜なんですね。
今回はそんな長芋と、らでぃっしゅぼーやのオクラを使って、サクッと軽い天ぷらにしました。粘りを生かした料理が多いオクラと長芋ですが、天ぷらにすると意外な食感に変化します。
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ムチンは夏バテ解消にぴったりの成分ですが、あの粘り気がダメというかたもたくさんいます。天ぷらにすると、かなり歯ざわりが変わるので、これまでネバネバ系はダメだったというかたも安心してチャレンジしてくださいね。
材料と作り方
■使用する材料(2人前)
- オクラ…100g
- 長芋…150g
- 市販の天ぷら粉…100g
- オリーブオイル…200g
- 片栗粉…小さじ1杯
- 塩…小さじ1杯
- クレイジーソルト…お好みで
オクラに塩をまぶして板ずりをし、産毛の処理をします。塩を水で洗い流した際に手触りが滑らかになっていたら、ヘタを落とし、2分の1にカットしてください。
長芋は皮を剥き、厚み1センチ、長さ3センチにカットします。このとき、まな板の上にクッキングシートを乗せておくと、ネバネバがまな板に染み付かず、洗い物が楽になりますよ。
市販の天ぷら粉に50ccの水を入れて、ボウルの下に保冷剤を敷いて、よくかき混ぜます。オクラと長芋に小麦粉をかけ、天ぷら粉が絡みやすくします。
オリーブオイルを鍋に注ぎ、天ぷら粉を一滴垂らしてすぐ上がってくる温度になったら、どんどん揚げていきます。皿に盛り付けたら、クレイジーソルトをまぶして完成です。調理時間は約15分です。
ネバネバ食材を天ぷらにしたらどんな感じ?
衣がサクッとして、次にホクホク感がやってきました。オクラのはずなのに、揚げたてのフライドポテトのような香りと食感です。ネバネバは一切ありません。これにはびっくりしました。長芋もサクサクとして、軽い野菜チップのような歯ざわりです。これも粘り気は全くありません。
それもそのはず、ムチンは熱に弱いため、天ぷらのように高温で調理すると、その粘り気を失うのです。
夏バテ解消効果も生で食べるよりかは薄くなりますが、それでもカリカリに芯まで揚げなければ充分健在です。
ムチンの効能にあやかりたいけど、いつものような調理方法に飽きたなーというときにオススメですよ!その際は是非、野菜本来の食感を楽しめる塩でお試しください。