お正月イベントラストと言えば鏡開きですね!今回はお餅の使い切りレシピの定番、お汁粉を紹介します。
お汁粉を自宅で作っているご家庭って今は少ないんでしょうか。お店やインスタント、小豆缶を使って、というのがほとんどかもしれませんね。
でも、小豆から作るお汁粉は、固さや甘みが調節できるので、より一層美味しいものに仕上がるんですよ。そして、作り方も実はとっても簡単。1人分から大人数の分までカバーしてくれる優れメニューです。
今回は1人分のレシピですが、10人分作る場合も基本的な工程は変わりません。大勢の人に振る舞う場合は、小豆と水の量をお好みの人数分かけた分量でチャレンジしてみてくださいね。砂糖は控え目になっています。
材料と作り方
■使用する材料(1人前)
- 小豆…100g
- 水…500cc
- 餅…1個
- 塩昆布…お好みの量
- 塩…ひとつまみ
- 砂糖…大さじ1杯
鍋によく洗った小豆と水200ccを入れて強火にかけます。沸騰したらアクが浮かび上がってくるので、丁寧にすくったあと、茹で汁を全て捨てて軽く水洗いしてください。
再度、小豆を鍋に入れて、今度は小豆がかぶるくらいの水で弱火にかけます。沸騰させないよう、コトコトと煮詰め、水が少なくなってきたら足し水をして、常に小豆が水に浸かった状態にします。
小一時間煮詰めたものがこちらです。煮汁に小豆の濃い色が滲み出し、スプーンで軽く押すと解れるほどの柔らかさになったら食べ頃です。砂糖と塩ひとつまみを入れて、全体に馴染んだら火からおろして味を染み込ませます。
その間に餅を焼いて、豆皿に口直しの塩昆布を盛り付けます。餅が焼けたら、お椀に小豆と煮汁を注ぎ、餅を浮かべて完成です。調理時間は約1時間半です。
自然の小豆の旨味が凝縮した一品
じっくり小豆を煮出したスープは深い臙脂色。とても美しいです。焼き餅がスープを吸い込み、一体化しています。まずは小豆を一口いただきます。
砂糖の仄かな甘みとわずかな塩気が染み込んでいて、優しい味に仕上がっていました。1時間もかけて炊き上げた小豆はホクホクとしていて食べ応えも抜群。体が芯から温まっていきます。
スープもしっかり風味がついていて、もはや飲む小豆です。小豆の香ばしさを吸い込んだお餅も、ふやけたお焦げとトロトロの餅で絶品。餅単体でもいいですし、小豆を絡めて食べるとなお美味しいです。
そして、大切なのが口直しの塩昆布です。塩昆布がなければシソの実で代用してもいいでしょう。塩昆布が更にお汁粉の甘みを引き立てるので、お砂糖はちょっとで十分。ヘルシーな鏡開き完了です。
【参考】トマトの塩こんぶ和えの作り方@200円以下で完成!