簡単なにんじんシリシリの作り方@お子様の人参嫌い対策
お子さんが苦手な野菜の代表といえば、にんじんですね。私も子どもの頃は悪戦苦闘しました。今回はそんなにんじん嫌いを一気に解消してくれたレシピ、にんじんシリシリをご紹介します。
にんじんが苦手という人は、歯応えが苦手だったり、甘いのか青臭いのかよくわからない味が苦手という人が多いようです。
沖縄料理のにんじんシリシリは、にんじんを薄い線切りにするので火が通りやすく、固いにんじんも柔らかく食べることができます。また、皮も一緒に食べることができる、栄養価満点の一品でもあります。
今回は低農薬で育てられたらでぃっしゅぼーやのにんじんを使いました。皮ごと調理できるレシピだからこそ、新鮮な野菜を選ぶとより美味しさを実感できますよ!
材料と作り方
■使用する材料(2人前)
- にんじん…2分の1
- 卵…2玉
- 砂糖…小さじ1杯
- だしの素…小さじ1杯
- 醤油…大さじ1杯
皮ごと調理するので、にんじんの土をたわしでよく落としてください。綺麗になったら、まず縦に5ミリの間隔で包丁を入れます。
5ミリの薄切りができたら、3ミリ前後の線切りにしていきます。このとき、包丁に自信がない人は、ピーラーを使って線切りにすると楽にできるのでおすすめです。
次に、フライパンに油を引いて、にんじんを炒めていきます。にんじんが白くなってしんなりしてきたら、火が通った証拠なので、砂糖、だしの素、醤油の順に調味料を入れてください。調味料が溶けて、よくにんじんと絡まった頃に、溶き卵を入れて、緩くかき混ぜて完成です。
卵の固さは、おかずにしたいときは半熟に、ごはんに乗せてそぼろ丼にしたいときは固くなるまで、とお好みで調整してください。調理時間は約10分です。
優しいにんじんの味で好き嫌い克服!
子どもの頃に母がよく作ってくれていたレシピです。私はこれでにんじん嫌いを治しました。
甘辛い味付けと卵のマイルドさが、にんじんの「野菜っぽさ」をいい意味で打ち消してくれます。
薄切りにしたにんじんは口に含んだ瞬間、ホロホロと崩れますが、卵の中でホクホク感もあって、程いいアクセントになっています。固いイメージのあるにんじんが火を通すとこんなに優しい食感になるんだ、ということがよくわかります。
友人の人参嫌いのお子さんにも出したことがありますが、好き嫌いの多い子でも抵抗なく食べてくれましたよ。
チーズを入れたり、醤油を少なめにして甘さを強めたり、子ども向けのアレンジができやすいのもポイントですね。にんじん嫌いに困っているお母さんには是非試して頂きたい魔法のレシピです。