お料理初心者のかたにおすすめのレシピを紹介します。白菜と豚肉の常夜鍋です。別名ミルフィーユ鍋とも言われるこのレシピ、重ねて重ねて、我が家では上からお出汁をたっぷりかけて煮込みます。
塩胡椒だけなのにこんなにおいしいのは、白菜の優しい甘みがしっかり引き出されているから。今回は大地宅配のイチオシボックスの白菜を使いました。
低農薬で大切に育てられた白菜は芯まで実が詰まっていて、葉先まで甘みが凝縮されています。しんなりしても野菜の味がわかるのは低農薬ならでは。
シンプルだからこそごまかしの効かないレシピですが、素材をきちんと選ぶことで誰が作ってもおいしく仕上がりますよ。立派な白菜が出回るこれからの季節、押さえておきたい料理の基本がここにあります。
材料と作り方
■使用する材料(2人前)
- 白菜…4分の1
- 豚肉(しゃぶしゃぶ用)…5枚
- 酒…大さじ2杯
- 出汁…200cc
- クレイジーソルト…適量
- 胡椒…少々
白菜を5センチ幅にカットします。フライパンにカットした白菜を2?3枚程度重ね、豚肉を1枚重ね、クレイジーソルトをまぶします。それを豚肉と白菜がなくなるまで交互に重ねてください。
重ね合わせる際、芯の部分を優先的に使うと重ねやすいです。葉先はしんなりしやすいので、周りに散らすか、ミルフィーユ状にした上に蓋の要領で乗せるといいでしょう。最後に胡椒をお好みでかけてください。
酒大さじ2杯を加え、蓋をし、3分程度蒸し焼きにします。このとき、完全には火が通らないので、途中で出汁を加えて、更に蓋をして5分間弱火でじっくり煮詰めます。
蓋を開けて、白菜が芯まで透明になり、豚肉に火が通っていたら完成です。調理時間は約10分です。
白菜と豚肉の絡み合ううまみ
まずは一口目、そのまま箸をつけてください。白菜からじんわり染み出した野菜の甘みと豚肉の脂身が絡み合って、コクがありながらもあっさりした後味です。塩胡椒で素材のうまみを感じることができるでしょう。
二口目からはアレンジがおすすめです。私のおすすめはポン酢をつけて食べること。まるで水炊きのように何杯でもおかわりしてしまいます。
すだちやカボスなどの柑橘類があれば、軽く絞るのもおいしいです。辛いものが好きな夫は七味唐辛子をかけたり、山椒をかけて楽しんでいます。
とにかくシンプルな料理なので、食卓に各自好きな調味料を出して、いろんなアレンジを試しています。来客時には大きな鍋で白菜丸ごと使って常夜鍋パーティーもいいですね。