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宅配野菜サービスの放射能への対応@オイシックスやらでぃっしゅぼーやは安全?

野菜を食べる女性

2011年3月11日、今までに経験したことがない大きな地震が私たちの生活を一変させました。津波の怖さや防災意識、ボランティアの知識、変わったことはたくさんありますが、中でも放射能への対策は急務となりました。

直接口に入る食材は、放射能という未知の存在に対し、今、どのような検査を経て私たちのもとへ届いているのでしょうか。また、宅配野菜サービス各社ではどんな対策が取られているのでしょうか。

あれから7年の月日が流れ、嬉しい変化もありました。食の安全性の「今」を追います。

厚労省の検査基準値について

厚生労働省のガイドラインによると、1年間に食べた食品から生涯に渡って受ける放射能の影響を1ミリシーベルトとしています。

また、食品ごとに放射性物質の基準値が設けられており、以下の通りに制限されています。

■食品群ごとの基準値(ベクレル/kg)

  • 飲料水…10
  • 牛乳…50
  • 一般食品…100
  • 乳児用食品…50

なお、規制対象となる放射性物質は5種類あります。

  • セシウム134
  • セシウム137
  • ストロンチウム90
  • プルトニウム
  • ルテニウム106
ゲルマニウム半導体検出器やNaIシンチレーションスペクトリメータを組み合わせて精密に検査されています。

これらの検査結果は厚生労働省ホームページで公表され、基準値を超えたものは回収、出荷制限の措置が取られることになっています。
【参考】厚生労働省・食品中の放射性物質

政府機関でこれだけ厳しい検査を行っているのですが、宅配野菜サービス各社ではさらに独自の調査を行っているようです。各社の対応を見ていきましょう。

オイシックスの放射能対策

オイシックス

オイシックスでは、2011年3月18日と早い段階から独自に検査を実施、全ての商品において国の定める基準値をオーバーしない商品を販売しています。実際にはほとんどの商品が不検出だそうです。

2013年1月からは農水省認定の分析装置「ゲルマニウム半導体検出器」でより高精度な検査を行っています。

こちらの精密機器で検査した商品は「グリーンチェック商品」と呼び、お子さん向けの食品や妊娠中、授乳中のお母さんの口に入る食材、ベビーフードに割り当てられています。

「グリーンチェック商品」は放射性ヨウ素及び放射性セシウムが、国の基準値をはるかに下回り、不検出であることが条件とのこと。厳しい目で検査していることかよくわかります。

妊娠期から子育て期をフォローする定期便プレママ・ママコースがあるオイシックスならではの着眼点ですね。
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らでぃっしゅぼーやの放射能対策

らでぃっしゅぼーや

らでぃっしゅぼーやでは2011年9月より第三者機関で検査を実施、検査にはゲルマニウム半導体検出器とベクレルモニターを使用しています。

厚労省の基準値の2分の1の自社基準という厳しい条件もさることながら、注目したいのは情報公開。公式サイトの特設ページで毎週、自社基準をクリアした商品を公開し、過去の履歴も遡って見れることから、地域別・品目別データが一目瞭然となっています。

らでぃっしゅぼーや

年月の経過により不検出食品が拡大。明らかに検出されている食品は重点的に、何年間も連続で不検出のものはランダムに行うことで、効率よく検査しています。
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大地宅配の放射能対策

大地宅配

大地宅配では2011年3月から第三者機関に検査を依頼、同年9月にはゲルマニウム半導体検出器を用いて自社にて検査を実施しています。

特筆すべきは、その基準値の厳しさでしょう。野菜は厚労省が定める基準値の10分の1、飲料水や米、ベビーフードは最大30分の1の自社基準を設けています。

毎週1000品の不検出食品はお買い物サイトで放射能不検出食材としてカテゴライズされています。また、らでぃっしゅぼーやと同じく、過去の履歴も遡って見れることから、放射能事故から回復する農家の努力を感じることができますね。
大地宅配のお試しセットの口コミ@実際に購入して評価してみた

そのほか7社の放射能対策

  • ミレー
  • ビオマルシェ
  • 秋川牧園
  • おーがにっくがーでん
  • 坂ノ途中
  • ピュアリィ
  • ナチュラルハーモニー
以上の7社の宅配野菜サービスでも、同様に放射能検査が行われていました。

中でも、ビオマルシェは大地宅配と同じ自社基準値が設けられており、意識の高さが垣間見られました。ナチュラルハーモニーは東北では継続検査、それ以外の地域では初回検査以降抜き打ちでの検査を実施しています。
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諸外国での現在の対応

国外ではEUが2015年11月に福島県産品の野菜、果実、畜産品などの検査証明対象から外しています。

2017年12月には、福島県産のコメ、ブリやマダイをはじめとする水産物、キノコや山菜など、10県の食品の輸入規制を完全に解除、これによって、秋田県ではすべての輸入規制が解除されることになりました。
【参考】農林水産省・EUによる日本産食品の輸入規制の改正について

まとめ

東日本大震災により引き起こされた放射能の事故で、私たちは多くのものを失い、また学びました。国内外の検査機関や企業の協力で、ここにきてようやく、以前のようにおいしい東北の野菜が届くようになりました。

未だ誰も経験したことのない災害に遭ったとき、大切なのは正しく怖がることだと知りました。厳しい検査を経て届く野菜たちは、どの国のものより信頼できるはずです。

安全性が約束された野菜を食べることで全国の農家の皆さんが元気になること、そしていつの日か、放射能検査が日本で不要になる日が来ることを願ってやみません。

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