台所・水回りの除菌方法を写真付きでわかりやすく解説
7月に入り早くも真夏日が続きますね。今の時期にキッチン周りで気をつけたいのが除菌。ジメジメした環境は食中毒の恐れがある雑菌が繁殖しやすいですし、害虫を寄せつける原因にもなります。
冬はそこまでしていないという人も、暑い時期だけは普段のルーティンにプラスアルファを付け足して、しっかり水回りを清潔にしましょう。
今回は日常にすぐ取り入れることができる簡単でエコな除菌ルーティンをご紹介します。グッズが手に入らないというかた向けに、紹介したものを購入できる宅配野菜もご案内しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
用意するもの
- クエン酸
- 重曹
- セキス炭酸ソーダ
- アルコール
- ハッカ油
- スポンジワイプ
- 霧吹き
- キッチンペーパー
クエン酸と重曹とセキスの違い
今回はこの3種類の粉末を使って水回りを綺麗にします。まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。
クエン酸
クエン酸は酸性の粉末です。レモンや酢に含まれる酸味の成分というと、一番ピンとくるのではないでしょうか。どれくらいの強さの酸性かというと、胃酸と同じくらい。
強い部類に入ります。クエン酸はアルカリ性の汚れを中和して落とす役割をし、水アカや油汚れ、腐敗臭を消すのに効果があります。塩素系漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生するので、必ず中性洗剤とともに使用してくださいね。
重曹
重曹はクエン酸とは異なり、弱アルカリ性です。水道水より少し強いくらいの、ごくごく弱いアルカリ性なので、発泡効果を利用してパンやケーキの膨らし粉として使われることもあります。
また水に溶かすと泡立ち弱酸性に変化することから、クエン酸と重曹を混ぜて使うことで、しつこい水アカや油汚れを浮かせて落とすのに便利です。
セキス炭酸ソーダ
重曹よりも強いアルカリ性なのが、セキス炭酸ソーダです。よく家庭用洗剤に入っている成分ですが、セキスは洗剤に含まれる界面活性剤を排除した天然成分のため、より環境に優しいと言われています。
水に溶けやすく、タンパク質やしつこい油汚れを落とす効果があります。キッチン周りはもちろん、血液や食べこぼしもするっと落ちるので、シミ抜きにも活用できます。
ルーティンを実践しよう
それでは、実際に水回り掃除のルーティンを実践してみましょう。夕食を済ませ、食器洗いを終わらせたあとに取り掛かります。
シンクを洗う
重曹とクエン酸をティースプーン1杯分撒き、水を含ませたスポンジに食器洗い用洗剤でシンクを軽くこすり、流水で洗い流します。
食器洗い用洗剤のみのときよりも泡立ちがよく、洗い流したときの水切れがいいのがわかるはずです。
排水口の滑りとり
排水口にハッカ油3滴と重曹、クエン酸をティースプーン3杯分落とし、食器洗い用洗剤を3滴落として水を半カップ流します。
見る見るうちに排水口の内側が泡立つので、その間に排水口の蓋やゴミ受けを重曹とクエン酸でスポンジ洗いしましょう。排水口は5分程度放置して、流水で泡を洗い流してください。
蛇口の洗い方
水を含ませたキッチンペーパーにクエン酸ティースプーン2杯をまぶして、蛇口を覆います。
10分間放置したらキッチンペーパーを取り除いて、綺麗に水拭きしてください。この作業は毎日やらなくても、3日に1度や、水アカが気になりだしたタイミングで大丈夫です。
コンロの拭き上げ
霧吹きに100ccの水とセキス炭酸ソーダをティースプーン1杯分加え、コンロに向けてプッシュし、乾いたキッチンペーパーで拭き上げます。
油汚れがひどい場合はこれを2回繰り返してください。
五徳の洗い方
大きなたらいに五徳を入れて熱湯を注ぎ、セキス炭酸ソーダをティースプーン5杯分加えて10分間つけおきします。油汚れが浮き上がってくるので、スポンジで軽く拭き取り、仕上げにキッチンペーパーで水気を切りましょう。
ふきんの消毒と仕上げの拭き上げ
最後にその日に使用したふきん類などを10分間、熱湯で煮沸消毒し、水回りに残った水滴をスポンジワイプで乾拭き、アルコールスプレーしてルーティン完成です。
蛇口洗いと五徳洗いは毎日でなくてもかまいません。最低限、シンクと排水口、コンロを清潔に保ち、1日に何度かアルコールでシンクを拭き上げ、ふきんの煮沸消毒を忘れずにやるだけで、気持ちのいいキッチン周りで過ごすことができます。
宅配野菜で揃える除菌グッズ
今回使ったクエン酸、重曹、セキス炭酸ソーダは大地宅配で揃えました。
環境問題に取り組む宅配野菜なら、洗剤ひとつ取ってもエコなものがラインナップされていて、食材の買い物ついでにカートに入れることができるから便利ですね。
まとめ
朝起きたときに爽やかな香りがする美しいキッチンに立つのと、昨日の汚れが溜まったキッチンに立つのは気持ちが全然違います。ピカピカの台所で朝食を作り「今日も頑張ろう」と目覚め、ピカピカの台所に「今日も頑張ったぞ」と満足して眠ると、身も心も洗われるように感じます。
毎日フルコースでルーティンを行うのは無理でも、できなかったときは翌日に頑張ってみるとか、週に半分から始めると、ストレスなくクリーンなキッチンを保てますよ。
今年の夏は湿気知らず、汚れ知らずのキッチンで朝を迎えましょう。